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ブライダルチェックはいつ行くべき?妊娠を考えたら

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author:DNAサイエンス
ブライダルチェックを受ける夫婦

ブライダルチェックは安心して結婚生活を送るために、一般的な健康診断では調べないような妊娠・出産にかかわる検査を主に行います。

元気な赤ちゃんを授かるために、女性お一人ではなくパートナーと一緒に受けておけるとよいですね。

ここでは、ブライダルチェックの検査内容や受けるべきか?といった疑問点についてご紹介いたします。

ブライダルチェックとは

健診を受ける女性

ブライダルチェックとは妊娠や結婚生活を安心して迎えるために行う検診のことをいいます。

【ブライダルチェックで分かること】

  • 妊孕性(にんようせい):妊娠するための力
  • 胎児に影響する病気がないか?
  • ご自身の隠れた病気がないか?

妊娠するための力がどれくらいあるのかをチェックし、不妊の原因があれば早めに治療を開始することができます。

特に3.3人に1人が高齢出産である現代日本において、不妊の可能性を先に調べておくことは家族計画を立てるうえでもとても重要です。

妊娠に影響を及ぼす可能性のある病気や状態、例えば性感染症、子宮筋腫、卵巣嚢腫などを検査し、必要であれば妊娠前の適切な治療を行います。

こういった婦人科系の疾患は初期は自覚症状がなく発見が遅れがちなため、早期発見に一役買います。

性感染症や風疹などは胎児へ感染するリスクがありますので、妊娠前に検査を行っておくことでそのリスクを減らすことができます。

また、一般的な血液検査や抗体検査もブライダルチェックとして行ってご自身の隠れた病気や不調を調べることで、安心して結婚生活を迎えることができるでしょう。

どんな検査をするのか?

子宮のイメージ

【ブライダルチェックの一般的な検査内容】

  • 血液検査
    • 貧血、肝機能など
  • 尿検査
    • 腎機能、尿路感染症など
  • 性感染症の検査
    • HIV、梅毒、クラミジア、淋病など
  • その他感染症の検査
    • 風疹、B型・C型肝炎、風疹抗体
  • 生殖機能系の検査
    • 性ホルモン、子宮や卵巣の状態、排卵の有無、精巣の状態、精液検査
  • 甲状腺機能検査
  • 生活習慣に関するカウンセリング
    • 食生活、運動習慣、喫煙・飲酒習慣など

一般的な健康診断で受けるような血液検査や尿検査に加えて、超音波検査や内診などを組み合わせることで、ご自身の自覚のない病気や、妊娠に影響するような疾患を調べます。

生殖機能系の検査では、女性ホルモン・男性ホルモンの検査のほか、女性では子宮頸がんの検査や排卵状態、男性では精液の量や精子の数、運動率などを調べます。

そのほか、女性に多い疾患で不妊や流産の原因となりやすい甲状腺機能や膠原病の検査がセットになっている場合もあります。

検査項目などにもよりますが、2~3週間ほどで検査結果が出ます。

男女ペアで受けるのがおすすめ

力強い精子のイメージ

【ブライダルチェックは男女ペアで受けるべき理由】

  • 不妊の原因の半数は男性側にある
  • お互いに病気をうつしてしまわないようにするため

不妊の原因は女性側にあると思われがちですが、半数は男性側にも原因があります。

精子の質や量、運動性などは調べてみないとわかりませんので、不妊の可能性を早期に特定し、適切な対応を取るためには女性側の検査だけでは足りません。

また、性病は自覚症状がなく感染している場合があり、知らず知らずのうちにパートナーへうつしてしまう可能性があります。

夫婦やカップルでブライダルチェックを受けることは、お互いの健康状態を把握して互いの健康を守るとともに、妊娠の可能性を高めるために大切なことです。

費用と助成制度

ブライダルチェックの費用

ブライダルチェックの検査費用は実施している施設や検査項目によって異なりますが、相場としては2~3万円程度です。

男女ペアで受ける場合、多少割引になることもありますが基本的には倍の金額になると考えてよいでしょう。

検査メニューは決まったものはなく、例えば基本検査は血液検査のみの簡易なもので、その他はオプションで必要に応じて追加していくなどそれぞれ独自のものですので、ご自身のご要望に合ったメニューがあるクリニックを探しましょう。

ブライダルチェック自体は病気の人を対象にしているわけではありませんので、健康保険は適用されず自費診療となりますが、東京都のように不妊検査について助成金を出している自治体もありますので、詳しくはお住まいの自治体にお問合せください。

ブライダルチェックは受けるべき?

ブライダルチェックを受けるべきかは年齢や家族歴、カップルの考え方などによって異なりますが、多くの場合は同様の検査を受けることをおすすめします。

不妊とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず1年間妊娠しない状態をさします。

近年の晩婚化によって結婚年齢が高かった場合、不妊に気がついてからの治療では、出産を希望した時期より2~3年経ってしまうこともザラにあり、高齢出産では胎児に染色体異常が起こる確率が上がるなど出産によるリスクが高くなります。

毎年健康診断を受けている方でも、妊孕力のチェックなどはありませんので、同様の検査を受けておくことで事前にお互いの体の状態を知ることができ、適切な対応や準備が可能になります。

まとめ

結婚式の入場シーン、夫婦の後ろ姿

ブライダルチェックでは女性に多い疾患で妊娠や出産に影響のある貧血、子宮の病気、女性ホルモンの状態、甲状腺疾患などの検査を行い、男性では男性ホルモンの状態、精子の状態などを調べます。

自分は健康だと思っていても、自覚症状のない病気や不妊の原因が隠れていることがありますので、結婚や妊活前にブライダルチェックを受けてご自身の身体の状態を知り、事前に適切な対策を講じることが重要です。

将来的な妊娠の計画を立てる際に具体的で実用的な情報を得ることができ、より安心して新しい生活のスタートを切ることができます。

自分自身と将来の家族の健康のために、この機会を有効活用しましょう。


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