NIPT予約
お問い合わせ
フリー
ダイヤル

妊娠した時の基礎体温の変化

category:
author:DNAサイエンス

赤ちゃんがほしいな。。。と考え始めたら、まずは基礎体温をつけるところから始めてみましょう。

基礎体温の記録を続けることによって、妊娠しやすいタイミングである排卵日を予測できるだけではなく、無排卵月経などの隠れた不妊の原因を知るきっかけにもなります。

ここでは基礎体温の測り方や生理周期の基本のお話などを含めて、妊娠に関わる情報をご紹介しています。

基礎体温とは

どのようなときの体温のことを基礎体温と呼ぶのでしょうか?

基礎体温とは、生きていく上で必要な最小限のエネルギーしか消費していないときの体温のことをいいます。

そもそもヒトの体温は一定ではなく、座る・歩くなどのちょっとした活動や食事などの影響により変動しており、一日の中でも体温は眠っている間に一番低くなり、夕方から夜にかけてが最も高くなる傾向にあります。

このような一日の中での体温の変化は男性にも女性にもおこりますが、基礎体温の変化は女性ホルモンと密接に関わっており女性特有のものです。

基礎体温を測るためには、活動や食事などの影響を排除しなければなりませんので、朝目覚めて起き上がる前に、ベッドの中で測ります。

基礎体温の記録を続けることで、生理の予測や排卵日の予測、妊娠のしにくさなど女性ホルモンが関係する体の変化や異常などを知ることができます。

基礎体温:低温期と高温期の特徴

正常な排卵がある女性の基礎体温は、低めの体温の時期が続く「低温期」高めの体温の時期が続く「高温期」のニ相に分かれます。

基礎体温の周期は、生理周期とともにおよそ1ヶ月のサイクルで「低温期」と「高温期」を繰り返しています。

【低温期の特徴】

  • 生理の開始とともに低温期になる
  • 排卵までの約2週間続く
  • 生理が終わるといわゆる「キラキラ期」になる
  • 肌の調子がよく心身共に安定しやすい

低温期は、生理期間中を含めてその後約1週間続きます。

生理が終わると、女性ホルモンであるエストロゲンのはたらきにより身体的にも精神的にも安定しやすい時期になるため「キラキラ期」と呼ばれることもあります。

肌の調子がよくなり、気持ちも前向きに活発になる人が多くなります。

【高温期の特徴】

  • 排卵があると高温期になる
  • 生理が始まるまでの約2週間続く
  • PMS(月経前症候群)のような症状が出ることも

生理開始からおよそ2週間前後で排卵がおこります(生理周期により個人差があります)。

排卵があると基礎体温が上がり高温期になります。

この時期は女性ホルモンであるプロゲステロンの影響により心身共に不安定になりやすく、PMS(月経前症候群)のような気持ちの落ち込みやイライラ、眠気や倦怠感、肌トラブルがおこりやすくなります。

ご自身の基礎体温のより正確な変化を知るためには、少なくとも2~3ヶ月は継続して記録をつけてみましょう。

生理周期

生理周期(月経周期)は25日~38日だと正常範囲です。

女性の体は敏感で、体調やストレスなどによって生理周期が多少ズレることはよくあることで、前後数日のズレなら問題ありません。

女性ホルモンの分泌量の変化によって、生理周期は4期に分けられます。

【生理周期】

  • 月経期:生理の期間。約1週間続く
  • 卵胞期:卵子の成長を促す期間。約1週間続く
  • 排卵期:排卵がおこる前後数日間
  • 黄体期:排卵から生理開始までの約2週間

ホルモンとは体の様々な働きを調整する物質のことで、女性ホルモンは卵巣でつくられ妊娠や出産ができる体づくりと機能の維持を担っています。

女性ホルモンには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類があります。

エストロゲンは妊娠の準備に関わり、女性らしい体づくりや肌のハリを保つ、自律神経の働きを安定させるなどの役割を担っています。

プロゲステロンは妊娠の維持に関わり、子宮の状態を整えますが水分や栄養素をため込むため、むくみやすかったり食欲が増したりします。

月経期

月経期は生理の期間のことで約1週間続き、妊娠が成立しなかったために子宮内膜を月経として排出する時期です。

妊娠が成立しなければ女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が急激に減少し、生理が始まります。

生理が始まると基礎体温は下がり低温期が約2週間続きます。

卵胞期

卵胞期は卵子の成長を促す期間のことで、生理が終わってから約1週間続きます。

卵子の数は一生の間で決まっていて、女性は卵子の元となる細胞を持って生まれてきます。

この卵子の元となる細胞は生後に作られることはありません。

毎月、生理の頃になるとホルモンの刺激により卵巣内にある卵胞が育ち、成熟すると卵胞の膜が破裂し、中の卵子が卵管へと排卵されます。

卵胞が育っている間にエストロゲンの分泌量が徐々に増え、子宮では子宮内膜が厚くなり受精卵が着床できる準備をしています。

エストロゲンのはたらきによって、心身共に充実しやすく俗に「キラキラ期」とも呼ばれます。

卵胞期と月経期はともに基礎体温は低温期を示します。

排卵期

排卵期は成熟した卵子が卵管へと排卵される時期のことで、排卵がおこる前後数日間を指します。

排卵期になると低温期だった基礎体温はさらにカクッと下がり、排卵があると高温期へ移行し、高温期は次の生理が始まるまでの約2週間続きます。

排卵はなにか自覚症状があるわけではありませんので正確な排卵日の予測は困難ですが、排卵日前後に性行為をすることで妊娠する可能性は高くなります。

黄体期

黄体期は厚くなった子宮内膜を維持し妊娠しやすい状態を維持する時期のことで、排卵後から次の生理が始まるまでの約2週間続きます。

排卵するとプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が増え、その影響によって基礎体温は高くなり高温期になります。

精子と卵子が出会うと受精卵になりますが、受精卵が着床するためにはふかふかのベッドのように子宮内膜が厚い状態である必要があり、プロゲステロンのはたらきによってその環境が保たれています。

このように妊娠に向けて黄体期は大切な時期ですが、一方で女性の体には様々なマイナートラブルがおこりやすくなり悩ましい時期でもあります。

プロゲステロンは水分や栄養素をため込むため、むくみやすい、食欲が増進し太りやすい、眠気が強いなどのほか、イライラしたり集中できなかったりと精神的にも不安定になりやすくなります。

また、ニキビなどの肌トラブルもおこりやすく、女性にとって過ごし方に気をつけなければいけない時期でもあります。

基礎体温を測るメリット!

継続して基礎体温を記録しているとさまざまな体の変化や状態について知ることができます。

【基礎体温を測るメリット】

  • 生理日の予測
  • 排卵日(妊娠しやすいタイミング)
  • 妊娠した可能性
  • 不妊の疑い
  • 妊娠しにくい疑い
  • ダイエットに適した時期の予測

生理日や排卵日の予測は、ご自身の体のリズムを知るのに役立ちます。

旅行の計画やプールなどの遊びの予定、妊活に適した時期の予測などに活用することができます。

そのほか不妊の疑いや妊娠しにくい疑いなどは、自覚症状が少なく基礎体温を付けてみないと発覚しないこともあります。

まだ妊娠を意識していない女性でも、将来のために一度測定をしてみるのはいかがでしょうか?

不妊や病気の可能性がある場合、早めに婦人科を受診してくださいね。

生理日の予測

生理日は、排卵からおよそ2週間後でこの期間はほぼ一定です。

基礎体温のグラフの変化からおよその排卵日が分かれば、生理日を予測することができます。

低温期が続いた後にもうひと段階体温が下がり、その後に高温期になれば排卵があったと予想できます。

つまり、高温期に移行後約2週間で生理が始まると予測できます

妊娠しやすいタイミングの予測:排卵日

排卵日は上記のように低温期から高温期へ移行したタイミングだと予測できます。

妊娠しやすいのは排卵日だけではなく、その前後数日になります。

妊娠するためには卵子が排卵されたタイミングで精子が女性の体内にいる必要があります。

卵子の寿命は排卵されてからおよそ12~24時間、膣から入った精子の寿命は2~3日程度ですので、排卵日の3日前から排卵後の1~2日以内にセックスすると、妊娠する可能性が高くなります

妊娠した可能性を知る:高温期が続く

妊娠した場合と妊娠していない場合とでは、基礎体温の変化は大きく異なります。

妊娠していない場合、生理として子宮内膜を排出して一度リセットします。

そのため、基礎体温は「低温期」に移行し「生理」がきます。

一方で妊娠した場合、高温期になってからおよそ2週間経ち「そろそろ生理かな?」と思っていても基礎体温は下がらず高温期が続きます

高温期が続き「妊娠したかも?」と思ったら、生理開始予定日の1週間後くらいに妊娠検査薬で調べてみましょう。

不妊の疑い:低温期が続く

生理の開始から基礎体温は低温期になりますが、次の生理が始まるまでずっと低い状態が続く場合は排卵がない「無排卵月経」の疑いがあります

生理があっても排卵がないケースは自覚症状がなく、基礎体温を付けてみないと気づけないでしょう。

無排卵月経の場合、生理周期がバラバラだったり、出血量が少ないまたは多い、出血がだらだら続くなどの症状がおこりやすくなります。

卵巣のはたらきが悪く女性ホルモンの分泌が低下している可能性があります。

妊娠しにくい疑い:高温期が短い

通常、高温期は排卵があってから次の生理が始まるまでのおよそ10日~14日間程度続きます。

しかしそれよりも高温期が極端に短い場合「黄体機能不全」の疑いがあります。

黄体機能不全の場合、受精卵のベッドとなる子宮内膜が厚くなりにくくなります。

そのため受精卵が着床しづらくなり不妊の原因にもなります。

また、たとえ妊娠したとしても受精卵がうまく育たず流産する可能性も高くなります。

妊娠しにくい疑い:グラフの線がガタガタ

正常に排卵がある場合の基礎体温表は高温期と低温期の二相になりますが、どこが高温期でどこが低温期か分からずグラフの線がガタガタしていることがあります。

基礎体温は0.3~0.5℃程度のわずかな変化のため、体調や気候、測り方のちょっとした違いなどできれいな二相に分かれないことはよくあります。

全体を見て、だいたい高温期と低温期に分かれており0.3℃以上の温度差があれば神経質になる必要はないでしょう

もし何か月か継続して測定してもグラフの線がガタガタで差が分からない場合は何らかの異常が考えられますので早めに婦人科で相談してみてください。

ダイエットに適した時期

多くの女性の悩みの中でも、痩せたい、ダイエットしたいというのは上位にあがるのではないでしょうか。

実は基礎体温をつけていると、一か月の中でもダイエットに適した時期を知ることができます。

先ほども出てきたように、黄体期である生理前の約2週間はむくみやすく食欲も増すためダイエットには向きません。

頑張っても体重が減りにくいため、この時期は体重をキープすることを目標にしましょう。

むくみ改善のために塩分を控えカリウムを積極的に摂ったり、体を冷やさないよう食事に温かいスープを足したりと工夫してみるとよいでしょう。

ダイエットに向いているのは生理が終わってからの約1週間です。

この時期に運動量を増やしたり筋トレを行ったりするとほかの時期と比べて効果を感じやすくなります。

また気持ちも前向きに活発になりやすい時期ですので、そういった意味でもおすすめの時期です。

ただしダイエットといっても過度な食事制限ではなく、間食を控えてバランスのよい食事を心がけましょう。

基礎体温の測り方

基礎体温を測定するときは、普通の体温計ではなく専用の「婦人体温計」を使います。

基礎体温の変化は0.3~0.5℃とわずかなため普通の体温計では正確に測定することができません

婦人体温計は「36.27℃」など小数点2桁まで測ることができますので、基礎体温の記録を始める際には必須のアイテムです。

逆に言えばそれさえあれば明日からでもすぐに始めることができます。

そのほか基礎体温表をつけるための用紙はウェブ上で「基礎体温表 無料」などと検索するとダウンロードできますし、アプリで管理できるものもあるのでお好みで選ぶと良いでしょう。

婦人体温計はドラッグストアやネットショップなどで購入可能です。

【基礎体温の測り方】

  1. 寝る前に枕元に体温計を用意しておく
  2. 朝目覚めたら起き上がらず、お布団の中で横になったまま体温を測定する

目が覚めてすぐに測定ができるよう、体温計は手の届くところに置いておきましょう。

起き上がって体温計を探しにいってしまうと正確に測定できなくなります。

基礎体温の平均値

ところで、基礎体温の平均値が何度くらいなのか気になりますよね?

日本人女性31万人を対象に調べた研究結果によると、以下の平均体温が割り出されました。

【日本人女性の基礎体温の平均値】

  • 低温期:36.4℃
  • 高温期:36.7℃

日本人女性の月経周期と基礎体温に新知見 | 国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(外部サイトへ移動します)

もちろんこれは平均値なので、それよりも体温が高い人も低い人もいます。

基礎体温は季節や年齢、住んでいる地域の気候などの影響も受け変動します。

低体温の人だと、低温期の基礎体温が35℃台ということもあります。

極端に体温が低い場合は生理不順などにつながる可能性もありますが、そういったことも基礎体温表をつけてみないと分からないかもしれません。

基礎体温表をつけるポイント!

基礎体温表は毎日つけることが大切ですので、まずは気負わず「測定する」ということから初めてみましょう。

そして「ただ測るだけ」ではありますが、習慣になるまでは継続が難しい点でもあります。

一日測り忘れたから失敗、ということはありませんので、翌日からまた測ってみてください。

なおその際のグラフは、継続していない日を飛ばしてつなげるようにしましょう。

大事なのは、全体を見て基礎体温の推移が分かることです。

【基礎体温表をつけるポイント】

  • 測り忘れても継続すること
  • 基礎体温に影響する事項はメモしておく

体温を測る時間は毎日一定にするのが理想ですが、休日に寝すぎた日があってもその旨をメモしておけば大丈夫です。

そのほか基礎体温表には生理開始日や期間、セックスのあった日、月経の量、おりものの量や色などを記入しておきましょう。

強いストレスや体調不良などは基礎体温に影響することがありますので、これらもメモしておきましょう。

後でご自身で振り返ってみたり婦人科を受診した際に役立ちます。

妊娠初期症状は性行為後いつからあらわれる?

多くの人が妊娠初期症状を感じ始めるのは、性行為後2~3週間後になります。

排卵のタイミングで性行為をし、無事に精子と卵子が出会えて受精した場合、受精卵は1週間ほどかけて子宮へ移動し着床します。

そのため中には性行為後1週間後くらいから妊娠超初期症状として熱っぽくてなんとなくだるい、胃がムカムカするなど、つわりのような症状を感じる方もいますが、ほとんどの方は自覚症状はないでしょう。

妊娠初期症状については、「コラム:妊娠超初期の症状はいつから出る?妊娠初期の症状とあわせてチェック!」もご参考にしてください。

妊娠初期の症状
妊娠超初期の症状はいつから出る?妊娠初期の症状とあわせてチェック!
妊活中で妊娠を待ち望んでいる女性にとって、いつもと違う体調の変化を感じると、「これってもしかして妊娠?!」と期…
DNAサイエンス

まとめ

基礎体温の記録を続けることは、女性の体の状態を知る良い指標となります。

生理周期から妊娠しやすいタイミングである排卵日の予測はできますが、生理があっても無排卵である可能性などもあります。

「記録を続ける」というと少しめんどくさく感じるかもしれませんが、病院へ通ったりせずご自宅で手軽にできますので、妊娠を意識し始めた女性だけではなく、将来子どもが欲しいと思っている方もぜひお試しください。


新着コラム

New column


人気のコラム

Popular column


Page Top